中国の子宮頸がん事情

世界の子宮頸がんを調べてたら面白い記事を発見したので転載します。

2008年の情報ですが、日本より子宮頸がんの取り組みが早いような気がします。

また、中国が開発した初の子宮頸がんワクチンがこのほど国家食品医薬品監督管理局から臨床試験に進むことを認める文書を 取得したり、中国は非常に積極的に子宮頸がんの征圧に取り組んでいるようです。

 

転載(共同通信)2008年03月07日配信

【北京7日PRN=共同JBN】3月8日の国際女性デーに中国全土の31医療機関で、オランダのキアゲン(QIAGEN)社によるヒトパピローマウイル ス(HPV) を検出する検査、いわゆる子宮頸がん検診が恵まれない女性たちに無料で提供される。

HPVは子宮頸がんを引き 起こす主要因で、中国がん症基金会が主催してキアゲンが一部を後援する今回の取り組みは、全国的な予防キャンペーンの一貫として実施されるプログラムで ある。

中国医学科学院がん研究所でがん疫学部部長を務めるチャオ・ユーリン教授(イベント指揮担当)は「子宮けいがんは、世界中の女性 がかかるがん疾患で2番目に多いがんである。がんを引き起こすウイルスを検知するために、30歳以上の女性を対象にして実施されるこの検査によって、リス クのある女性を識別するわれわれの能力は大幅に向上する。子宮頸部細胞診と併用されるキアゲンのダイジーン(digene、登録商標) HPVテストは毎年、中国はもとより世界中の子宮頸がんの死亡者数を激減させることに役立つものである」と語った。

キアジェンは、中国がん症基金会との協力により、同イベントに参加する31の医療機関にHPV検査キットを配布する予定である。このキットは、中国全土の3000人余りの 恵まれない女性のスクリーニング検査に利用される。 キアゲン・アジアの社長であるビクター・シー博士は「より高い認識を持ち、かつ広範囲に及ぶ検査を実施することで、子宮頸がんを過去の病気にすること ができるし、そうすべきだと当社は確信している。つまりHPV検査を含めた予防を進める上で、対象の女性全員がこの検査を受診できることが大前提である。 当社は中国がん症基金会と協力して、国際女性デーを機にこの目標の実現に向けて役に立てることを非常に誇りに思っている」とコメントした。

▽ヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんについて

毎年、全世界で50万人近くの女性が子宮頸がんに罹患しており、25万人 以上がこの病気で死亡している。アジア諸国では毎年、約26万5000人の女性が子宮頸がんと診断され(うち中国は4万6000人弱)、およそ14万 3000人が死亡している(うち中国は2万6000人弱)。この疾病は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の「高リスク」型によって起こるもので、性交渉 によって感染する。女性の80%が人生のある時点でHPVに感染すると推測されている。しかしほとんどの場合、この感染は発症することなく体内で消滅ある いは淘汰される。早期発見と治療が行われない場合、1回の感染が持続すると異形成細胞が発生、子宮頸がんを発症する可能性がある。感染しても淘汰されな い可能性が高く、子宮けいがんを発現するリスクが高くなる一定の年齢に達した女性は、定期的な子宮頸がん検診を受けることが勧められている。米食品医薬品局 (FDA)は、30歳以上の女性全員が子宮けい部細胞診を含む子宮癌検診を承認している。

▽キアゲンについて

オラ ンダの持ち株会社キアゲン(QIAGEN N.V.)は、米食品医薬品局(FDA)認定済み、およびCEマーク取得済みのHPV検査(製品名:digene(R)HPV Test)をはじめとする画期的なサンプルおよび試験技術、ならびに試験製品を提供する主力企業である。キアゲンの製品は、応用試験や分子診断学で採用 される、ライフサイエンス用の分析前サンプルの手配やアッセイソリューションなど、各分野の標準製品として認められている。キアゲンは500以上に及ぶ 特許取得済み消耗品や自動化ソリューションなど、包括的なポートフォリオを開発してきた。同社製品は、試験分野の顧客(例:法医学、獣医学、生物兵器、産 業分野での使用)および分子診断学関連研究所で採用され、学術研究市場、主要製薬会社、バイオテクノロジー企業向けに販売されている。キアゲン製品は、 世界40カ国以上に展開したグローバルな販売拠点と専門の営業組織を通して販売されている。全世界の従業員は2600人以上。

キアゲンの企業情報はウェ ブサイト( http://www.qiagen.com/default.aspx )を参照。

また、HPV-DNA診断についての詳細はウェブサイト( www.theHPVtest.com )を参照。

▽中国がん症基金会について

国家非営利団体の中国がん症基金会は1984年10月26日に発足し、中国国内のがん研究、予防および治療の開発推進を目的としている。同機関は、がんに 関するコミュニケーション、教育および研修、予防および管理、基礎研究、特許出願、臨床研究、リハビリテーションおよび鎮痛法を含めたがん研究、予防およ び治療のさまざまな側面を網羅している。